樹木支柱
通常、屋上緑化では樹木を支柱で支えるほど土壌厚が十分でなく、従来型の風除け支柱が使用できないため、抵抗板などを設置して根鉢を地中で固定する地下支柱などの方法で支持します。樹木地上支柱としてワイヤーによる支柱方法もあります。高中木などでは、樹高や目通りに応じて、規格が異なりますので、適応するタイプを選択するようにします。各製品の規格は地下支柱のページをご覧ください。
鋼製杭式地下支柱【ジュポールアンカー(JP)】
乱されていない粘性地盤※(関東ローム層など)に打設し、アンカーの引抜き摩擦抵抗力を用いて支持する地下支柱です。主に外構レベルで狭小な“植栽ます”での施工に適します。アンカー打設には専用の打込工具(バイブロヒッター)にて施工します。
※乱されていない地盤とはバックホウなどで撹拌されていない地盤のこと。
[ 特長 ]
- アンカー打込み作業と同時に根鉢を固定
- 横に広がらない直進杭のため、狭小地でも施工可能
- どんな樹木に対しても強度計算から規格を決定
- 規格外の樹木についても対応可能
- 幹のサイズに合わせ、 調整しやすいワイヤー構造
※詳細は地下支柱専門サイト 『ジュポールアンカー(JP)』のページをご覧ください。
抵抗板式地下支柱【ジュポールベース(JB)】
外構樹木はもとより、人工地盤屋上緑化用でも使用できる地下支柱です。大きく広がったベースの上に乗る土壌の重量とその土壌の粘着力で支持します。特に軽量土壌においては、土壌性状によって支持力に大きな違いがでますので、使用する軽量土壌には注意が必要です。
[ 特長 ]
- 狭小地や定形の“植栽ます”にも対応するスライド式ベース
- 不定形な根鉢でも機械的に固定するボルトロック構造
- 根鉢の大小にかかわらず簡単にアジャストできるらくらく構造
- どんな樹木に対しても強度計算から規格を決定
※詳細は地下支柱専門サイト 『ジュポールベース(JB)』のページをご覧ください。
コンクリートアンカー式地下支柱 【コンクリートジュポール(CJ)】
人工地盤上で特に狭小地において使用する地下支柱です。ベースタイプ地下支柱を設置できる面積がなく、人工地盤層からアンカーにて反力が取れる場合に採用します。アンカー引抜力には限界があるため、アンカーの本数によって強度のバランスを取り樹木を支持します。
[ 特長 ]
- 側面に根鉢ホールド機能を追加し、強風時の支持力を大幅に向上
- 人工地盤上の狭小地での施工が可能
- ベルトの張りで施工完了をらくらく確認
- 不定形な根鉢でも機械的に固定するボルトロック構造
- どんな樹木に対しても強度計算から規格を決定
※詳細は地下支柱専門サイト 『コンクリートジュポール(CJ)』のページをご覧ください。
ワイヤー支柱【チコーワイヤー支柱】
ワイヤー支柱とは、強風や豪雪等の影響によって発生する樹木の傾斜あるいは倒壊事故を防止するため、荷重に対応する方向から樹木を大地に強くつなぎとめている「錨」の役目を果たすアンカーを使用して樹木を支持する工法です。
※詳細は地下支柱専門サイト 『チコーワイヤー支柱』のページをご覧ください。