植物について
- どのような植物を植えられますか?
- 推奨植物をご参照ください。
- 壁面緑化に必要な培土量はどのくらいですか?
- 一般的に緑化壁面1㎡当りの培土量(土壌の量)は、50リットル以上が必要と考えられています。マジカルグリーンは、1㎡当り100リットル(20リットル/カセット×5枚)確保できています。軽量土壌を充填後のカセット自身の重量は乾燥時で11㎏/カセット(約55㎏/㎡)、湿潤時で14㎏/カセット(約70㎏/㎡)。吊り下げ荷重の負担が少ないように設計されています。
- 植物を成長させるコツはありますか?
- 壁面での植物生長の条件として、一般的に光・水・土壌・肥料が必須といわれています。光については、設置場所によって条件が異なりますが、水と土壌は工夫一つで良い条件を作りだせます。水は均一に行き渡るシステムを選択し、土壌は培土量が多く、厚い基盤カセット状のもの、また肥料は浸透性に優れる液肥が良いでしょう。あとは病害虫防除など日常管理次第で生育が異なってきます。
- 肥培管理と施肥の方法はどうするのですか?
- 植物の健全な生育には肥料は不可欠です。ここでは、速効性があって、施肥のコントロールが容易な液体肥料を使用します。具体的な方法としては灌水設備の液体混入器より注入するため、灌水と同時に施肥が実施できる利点があり、コストも抑えられます。
- 野菜は育てられますか?
- 培土量が多く、厚いシステムを利用すれば、市販の野菜苗を利用しても、タネからの直播き方式でも可能です。
灌水はジョウロ給水で十分です。陽当たりが良い場所なら、たまに液肥を与える程度で良く育ちます。イモ類、ダイコンなどの根菜類は向きませんが、パセリやバジル、ミントなどのハーブ類は短期間のうちに良く育ちます。露地と違って壁面ですので、きれいで清潔な野菜を食べたい時につまんで食べられます。
- ルーピング(根づまり)しませんか?
- 空気を通さない小さな容器で植物を生育すると、ルーピングを起こします。マジカルグリーンに植えられた植物はホルダー内からカセット全体へ伸長していくため、ルーピングを起こさず、健全な緑を育てます。
- 害虫などの問題はありますか?
- 事前に耐病性のある植物を選択しますが、発生都度のメンテナンスも必要です。
- 壁面の方位は壁面緑化に影響を及ぼしますか?
- 方位により、日照時間、気温、湿度、風等に相違があり、緑化植物の生育に大きな影響を及ぼします。基本的に壁面に適合する植物種は耐乾、耐寒、耐暑、耐病性等各種耐性に富む植物種の選択が必要です。
- 日当たりがよくない場所なのですが、緑化できますか?
- 可能です。壁面緑化の植物の育成には方位や周りの環境に応じた植物を選択する必要があります。当社では実証実験んを行い、過去100事例の壁面緑化施工の経験値から日当たりがよくない場所でも育つ植物をご提案いたします。
- 室内緑化(壁面)のポイントを教えてください。
- 室内は太陽光に比べ、補助光を与えてもその照度は低いので低照度でも生育する「観葉植物」が主体となります。室内は恒温のため、寒さに弱い植物でも可能です。必須条件として給排水設備の完備が必要です。屋外と比べ、植物の傷みが少ないので適切なメンテナンスによって、長期にわたり楽しめます。
- フェイク植物を使用した場合のメリット、デメリットを教えてください。
- メリットは給排水等の設備費が全くかかりません。最近は本物と変わらないフェイクが出現してきています。半永久的に設置可能です。デメリットは「紫外線による劣化」と「ホコリ対策」です。また、イニシャルコストが生ものより若干アップします。
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