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なぜ土壌改良が必要か

毎年気象状況が変化する中で、毎年同じ成果(収量・品格)を出すのに、苦慮されていると思います。日照り続きの年や、降雨続きの年など、また近年は温暖化による熱帯化と頭を抱える事が多くなってきています。
天候については、我々はどうする事もできません。
激変する気象状況のなか、気象変化に対応できる土作りをし、より良い成果を上げなければなりません。
弊社は、より良い土作りのお手伝いをするための、土壌改良材を扱っております。

“ほかほかした土”の話

土の細粒子が集まりコロニーを生成し、1つの粒子を形成したものの集まりを団粒構造といいます。いわゆる“ほかほかした土”はこの団粒構造がしっかり出来ていることです。
この団粒構造を生成するためには、粘土分と土壌微生物から出る粘液(腐植)により団粒化が行われます。このために土壌微生物のエサとなる有機物が必要不可欠です。土壌中の有機分は20〜30%が理想です。(ただし、堆肥は10%程度)。
“ほかほかした土”は、団粒構造の孔隙が大きく、透水性・通気性・保水性を促進します。

土の三相

“土の三相”の話

土壌粒子と有機物の固体でできているものを「固相」、粒子間の孔隙部分にある水分と空気をそれぞれ「液相」・「気相」、これらを総称して「三相」と呼んでいます。
この「土の三相」が理想分布になっているものが良い土の条件です。土壌により多少異なりますが、固相(40%)・気相(30%)・液相(30%)が理想とされています。

 

土を耕す意味

畑などを耕すというのは、改良材を混合するためではありますが、混合しない場合でも雨や散水等により硬く締め固まった土をほぐし“空気を入れる”事が重要であり、また作物をより良い環境で育てるためでもあります。

土壌を耕す意味のイラスト