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樹木支柱の基礎知識

転倒モーメント・抵抗モーメント

樹木支柱の基礎知識

 樹木支柱を用いてを樹木の転倒を防ぐためには、樹木を倒そうとする力(転倒モーメント)がどれくらいの数値なのかを設定(把握)することが必要です。
 まず、どの程度の風が吹くのかを基準風速、地表面粗度区分、設置高から算出します
 次にどの程度の風を受けるのかを樹木の条件(樹高、葉張りなど)から算出します。
 これらを併せ、樹木を倒そうとする力(転倒モーメント)を設定します。 樹木の転倒を防ぐにためには、上記で設定した樹木を倒そうとする力(転倒モーメント)を樹木を支える力(抵抗モーメント)が上回る必要があります。
※風洞実験から算出した指定風圧でも計算は可能です。

風速 風速根拠出典
基準風速34m/sec(地域による) 建設省告示第1454号
ご指定風圧力 現場風洞実験データなどより

 樹木支柱を必要とする状況は様々ですので、その状況に適した樹木支柱を選定することが大切です。いくつかの種類を簡単に説明すると、①受圧板を土壌の重量と粘性で押えるタイプ、②コンクリート躯体にアンカー固定するタイプ、③土壌にアンカーを打込みその抵抗で支えるタイプ、④土壌にアンカーを打つ、またはコンクリート躯体にアンカー固定しワイヤーで幹を固定するタイプ、このいずれかの固定方法によって樹木を支えます。 樹木を植える環境(場所)によって適した種類があり、それぞれに規格(サイズ)がありますので強度計算を行い、適した種類、適した規格を選び施工要領に準じた設置を行うことで樹木の転倒を防ぎます。

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